訪問作業療法士の活動BLOG

「人生100歳時代」を支えるためにできること

視野を広く持つことが、一流の作業療法士の近道!?

神奈川県小田原市にある

訪問看護ステーションで

常勤の作業療法士をしています

吉岡 祐泰(よしおか ゆうた)です。

 

 

 

本日も当ブログをご覧くださり

本当にありがとうございます。

 

 

 

このブログでは、

今まさに日本が迎えようとしている、

「人生100歳時代」を支えるために

日々行っている活動を発信しています。

 

 

 

 はじめに

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 今回の内容は、前回お伝えした

「評価」に関する視点の続きです。

 

 

前回のブログをまだ読んでない方は

こちらを読んで下さい。

hourihaot.hatenablog.com

 

 

あなたもこのブログに書いてあることを身につけて、

一流の作業療法士を一緒に目指しましょう!

 

 

 

生活における環境の捉え方

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生活モデル的な視点で、その人を取り巻く

様々な環境との関係性を分析する際、

その環境の定義が重要になります。

 

 

 

ここでは、その定義を一通り

ご紹介いたします。

 

 

 

①人的環境:家族や介護者、友人、セラピスト、主治医、ケアマネ等

 

 ②物的環境:自宅や周囲の物理的環境、福祉用具、補装具など

 

③経済環境:個人の収支バランス、資産、公的扶助などによる日々の経済状況

 

④自然環境:夏の暑さや冬の寒さ、雪、台風などの自然災害

 

⑤制度的環境:全国・都道府県・市町村レベルの医療保険介護保険

       運用ルール、公的補助など

 

⑥文化的環境:地域における高齢者や障がい者、療養者に対して持つ

       価値観や自助・互助意識など

 

⑦情報環境:医療・介護保険制度のことや地域の事業所の情報、

      病気や障害を持って暮らすために有益な情報など

 

⑧教育環境:障がい児の教育環境、障がい者高齢者の生活スキル向上

      のための教育環境など

 

 

 

このように、さまざまな環境が

クライエントの生命・生活・人生に

影響を及ぼすということを理解し、

個人と環境の関係性のコーディネイトを

いかにうまく行うかがリハマネジメントの一つです。

 

 

 

ですから、訪問リハビリに従事している作業療法士

これから地域に出て働きたいと考えている作業療法士の方は、

あなたが働いている地域のサービスや情報を

どれだけ知っているかが大事になります。

 

 

 

あなたの選択肢が増えることは

そのままクライエントのリハの充実につながるので、

今日からぜひ情報を集めて下さい。

 

 

 

生活における時間の捉え方

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私たちは、1日24時間という時間の中で、

仕事やプライベートなどをコーディネートしながら

生活しています。

 

 

それは、もちろんクライエント自身にも

当てはまることです。

 

 

 

そして、当たり前のことですが、

クライエントや環境の状態は

24時間の中で変化していきます。

 

 

 

認知機能や運動機能、感覚機能、身体疲労度など、、、

 

 

 

介護者や家族の不在、明るさ、温度など、、、

 

 

 

 

日中の訪問時は安定して屋内歩行が

出来ていたクライエントも、

夜間のトイレ動作となると、、、、

 

・覚醒不良による運動機能低下

・廊下の暗さや視覚障害によるふらつき

・段差に躓いて骨折

 

 

など予期せぬ事態に陥ることが

十分に考えられます。

 

 

 

そういったことも、作業療法士

評価する必要があります。

 

 

 

 

また、医療機関と違い、

在宅では月単位から年単位で

クライエントの生活を見ていく必要がある。

 

 

 

 

例えば、梅雨に体調を崩しやすいクライエントや、

春先は体調がよく屋外訓練に積極的なクライエント等、

季節を見越した計画の立案が重要です。

 

 

年単位で計画を立てる際、

予期せぬアクシデントも考慮しながら

計画を立案することも大切ですね。

(病気の再発や家族の他界など、、、)

 

 

 

終わりに

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 医学モデルでは、

「その人らしさ」を積極的に

活用することはありません。

 

 

 

ですが、訪問リハビリでは、

医学モデルを超えた結果を引き出すためにも

積極的に活用していくべきです。

 

 

 

特に、その人の人生の文脈の中に

その人の個性の源があり、

クライエントを理解する上で重要な情報が

隠れています。

 

 

 

生活歴の雑談なども

注意深く傾聴することで、

あなたの提供するリハビリは

一歩、二歩進んだ内容になるでしょう。

 

 

 

 

 

 

本日も最後までブログを読んで下さり

本当にありがとうございました。

 

 

 

【追伸1】

実は、常勤で訪問OTをしながら

ここの団体で「認定講師」をさせていただいています。

physical-trainer.net

 

 

 

 

従来の西洋医学に頼ったリハビリでは

改善が困難なケースも出てくると思います。

 

 

そんな問題を解決するヒントとして、

統合医療」の見方を知ると、

いままで見えてこなかった改善策を

見つけることが出来ると思います。

 

 

興味がある方は、

ぜひセミナーに遊びに来てください。

 

 

 

 

【追伸2】

このブログを読んでの意見や質問は

コメント欄にどんどん送ってください。

 

 

また、下にあるSNSから

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気軽にフォローして送ってください。