訪問作業療法士の活動BLOG

「人生100歳時代」を支えるためにできること

最近「作業療法」の定義が変わったことを皆さんはご存知でしょうか?

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神奈川県小田原市にある

訪問看護ステーションで

常勤の作業療法士をしています

吉岡 祐泰(よしおか ゆうた)です。

 

 

 

本日も当ブログをご覧くださり

本当にありがとうございます。

 

 

 

このブログでは、

今まさに日本が迎えようとしている、

「人生100歳時代」を支えるために

日々行っている活動を発信しています。

 

 

 

 

 今日は、何か特別な

コンテンツを発信するわけではありません。

 

 

なので、気楽にスクロールして

読んでいただけたらと思います!(笑)

 

 

 

早速本題に入りましょう!

 

 

 

 

今日の話題は、、、、

 

 

 

作業療法」の定義が変わるってよ!!!

 

 

 

作業療法士の皆さん

このニュースご存知でしたか?

 

 

 

私は、作業療法協会に

所属していないので、

つい最近知りました、、、

 

 

 

現行の作業療法の定義は

以下のようになっています。

 

 

 

作業療法とは、身体または精神に障害のあるもの、またはそれが予測される者に対し、その主体的な生活の獲得を図るため、諸機能の回復、維持及び開発を促す作業活動を用いて、治療、指導及び援助を行うことをいう。」

(昭和60 年6 月13 日 社団法人日本作業療法士協会第20 回総会時承認)

 

 

 

 

この定義にもあるように、

作業療法では機能の獲得は

作業活動を用いて行うとされています。

 

 

 

大学の授業でよく

革細工や籐細工などを学びますが、

ああいうのを機能回復に

使いましょうということですね。

 

 

 

、、、さすがにこれは極端な話でしたね。

 

 

 

では、実際「作業」には

どんな意味が含まれているのかというと、、、

 

 

 

「日常生活の諸動作や仕事,遊びなど人間に関わるすべての諸活動をさし,治療や援助もしくは指導の手段となるもの」

(社団法人日本作業療法士協会 作業療法関連用語解説集改訂第2 版2011)

 

 

 

これはこれで、かなり

ざっくばらんな言い方ですね。

 

 

 

作業療法では、

何かしらの「作業」を通して

クライエントの主体的な生活の獲得を図る

と言いたいんでしょう。

 

 

 

 

僕が新人の頃、

作業療法士が何でベッドでばかりリハビリをやっているのか」

とあるOTに言われたことがあります。

 

 

 

その頃の僕は、勤務先の作業療法では

ほとんど馴染みのなかった

・認知運動療法

・エコロジカルアプローチ

・川平法

・ボバースアプローチ

・PNF

・AKA博田法

・クラニオセイクラ

・内臓アプローチ

・Faciaリリース

など、がっつり身体機能に対する

アプローチ方を学んでいました。

 

 

 

 

もちろん、作業を用いたリハビリも

提供していましたよ!(笑)

 

 

 

 

こんなように、作業療法

長く関わってきた方にとって

身体機能に対する専門的なアプローチは

受け入れがたいものだったんです。

 

 

 

だって、作業療法の定義に

「作業を使え」って書いてありますしね。

 

 

 

その、作業療法の定義というものが、

先月の25日に開かれた総会で

改訂されました。

 

 

 

 

改定後の定義は以下のような内容です。

 

 

作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業等の領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為をさす。」

 

 

 

余計に解釈が広がった印象ですね、、、

 

 

 

そして、この定義には

いくつかの注釈があります。

 

 

作業療法は「人は作業を通して健康や幸福になる」という

 基本理念と学術的根拠に基づいて行われる

 

作業療法の対象となる人々とは、

 身体、精神、発達、高齢期の障害や、環境への不適合により、

 日々の作業に困難が生じている、または予測される人や集団をさす

 

③作業には、日常生活活動、家事、仕事、趣味、遊び、対人交流、休養など

 人が営む生活行為と、それを行うのに必要な心身の活動が含まれる

 

④作業には、人々が出来るようになりたいこと、出来る必要があること、

 出来ることが期待されていることなど、個別的な目的や価値が含まれる

 

⑤作業に焦点を当てた実践には、心身機能の回復、維持、あるいは低下を予防する

 手段としての作業の利用と、その作業自体を練習し、出来るようにしていくという

 目的としての作業の利用、およびこれらを達成するための

 環境への働きかけが含まれる

 

 

 

まさに「何でも屋」って感じですね。

 

 

ですが、今後迎える「人生100歳時代」を支えるために

かなり重要な役割を作業療法士

担っていかなければならないなと感じました。

 

 

 

長くなりましたが、

作業療法の定義が変わったんだよという

紹介でした。

 

 

 

 

 

 

 

本日も最後までブログを読んで下さり

本当にありがとうございました。

 

 

 

【追伸1】

実は、常勤で訪問OTをしながら

ここの団体で「認定講師」をさせていただいています。

physical-trainer.net

 

 

 

 

従来の西洋医学に頼ったリハビリでは

改善が困難なケースも出てくると思います。

 

 

そんな問題を解決するヒントとして、

統合医療」の見方を知ると、

いままで見えてこなかった改善策を

見つけることが出来ると思います。

 

 

興味がある方は、

ぜひセミナーに遊びに来てください。

 

 

 

 

【追伸2】

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